今日は北村尚志さんのコンサートに行こうと思っていた。
しかし、朝起きて家でゴロゴロしていたら行きそびれてしまった。
それだけならまだしも、今度は家を出るのが億劫になった。
3時過ぎにようやく散歩に出た。
川辺を歩きながら考えた。これが老いるということではないだろうか。
特に理由はないのに体を動かすのが嫌になった。
やることはいっぱいあるのに。
でも、やる気力が湧きあがってこない。
若いときには考えもしなかったことだ。
定年を過ぎて家にいると一気に老け込むということを耳にしたことがある。
今日それがなんとなく分かるような気がした。
家で目的もなくゴロゴロしていると本当に気力が萎えていく。
目的を持って生きることは、元気に生きる上でとても大切なこと。
そのことが自分の心身を通して理解することが出来た。
目的を持つ。
食事を取る。
運動をする。
ありふれてるが、この3つは老いていく上で大切なことである。
……
川辺を歩いていたら子ども達が魚釣りをしていた。
親子で魚釣りをしていた。
公園の遊具で親子が遊んでいた。
光景を見ながら、以前は私もああだった、と思った。
確実に、誰の上にも、平等に、時は刻まれていく。
時を刻むということは、“老いる”ということ!
素敵に時を刻みたいものだ!