気の許せる人がいて、心置きなく話が出来る。
そんな空間はそう簡単にはない。
今日そこに久しぶりに顔を出した。
皆から、といっても4~5人だが、温かく迎え入れていただいた。
今日のエクササイズはバックトラック。
バックトラックとは相手の言ったことをそのまま相手に伝え返すこと。
これは、傾聴のカウンセリングの基本中の基本である。
簡単な短い文から段々長く難しくなっていく。
例えば、
①私は、悩んでいます。
②私は、職場のことで、悩んでいます。
③私は、同じ職場の、Aさんのことで、悩んでいます。
④私は、同じ職場の、Aさんとコミュニケーションが取れなくて、悩んでいます。
⑤私は、同じ職場の、Aさんと衝突し、コミュニケーションが取りにくくなり、悩んでいます。
同じ言葉を伝え返されると、返された相手はよく聴いてもらえてると思い信頼関係が生まれる。
伝え返すときは、
①あなたは、悩んでいらっしゃるのですね。
と、いう具合になる。
これがなかなか難しい。
短文のときはいいが、長文になるとなかなか大変である。
2人一組になってするのだが、私は精神科の先生とすることになった。
私はスラスラ出来ないのだが、先生はいとも簡単にやってのけられる。
やはり、頭の出来が違うな、と思った。