マズローは
「無数の欲求は1つの階層を形作っており、1つの欲求が満たされれば、
他の高次の欲求へと段階的に変化していくと主張し、無数の基本的欲求を次の5段階に分類した。」
1 生理的欲求:人の肉体的諸欲求(空腹、渇き、性)
2 安全欲求:身体的な危険、脅威から身を守りたいという欲求
3 帰属欲求:集団への帰属と友情や愛情を求める欲求
4 自尊欲求:自己に対する高い評価や自尊心と、他人から認められたい尊敬されたいと思う
5 自己実現欲求:自分の適性・能力を発揮したい、自分を成長させたいという欲求
そこで、次の言葉はどの欲求に関連するのか考えてみると面白い。
本、家、水、ケーキ、セックス、車、修行、研修会、サークル、ボランティア、教育、
衣類、靴、化粧品、薬、サプリメント、整体、趣味、旅行、学問、読書、スポーツ、カウンセリング。
今、彼方が興味を持っているものはどの欲求だろうか。
もし、3だとするなら彼方の欲求階層は帰属欲求である。
もし、自尊欲求に上がりたかったら、その欲求に関連するものに興味を示さなくてはいけない。
高次の欲求に行くためには、現在の欲求が満たされないといけない。
食べるのに精一杯の人はサプリメントは買えないし、旅行にもいけない。
職業もこれに当てはめて考えてみると面白い。
私の場合、カウンセラーと営業をしている。
どちらとも自尊欲求かも知れない。
他人から、認められたいという欲求が根底にある。
欲求階層説は心理学はもちろん、建築、都市開発、人事管理等で応用されている。
いろいろなものを当てはめて考えてみると面白いと思う。
何せ、欲求は、人間にとって切っても切り離せないものだから。