こころ支援研究所からの*笑顔ブログ*

みな拾い

『みな』はニナの古名で、巻貝の一種。

海岸の浅瀬に生息し、潮が引いたとき岸辺で採る事ができる。

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小さい頃潮時(干潮)になると海岸線は潮干狩りする人が増えた。

この時ばかりは農家の人も仕事の手を休めて潮干狩りに出た。

今と違って当時は色々な貝がふんだんに取れた。

そのほか、海藻類も捨てるほど取れた。

みなもウジョウジョいた。

貝を採るには掘る道具が要るが、みなは何も道具は要らなかった。

そのため、みなを採るのは子どもの役目だった。

夕方潮の引いたのを見計らって海岸に下りていった。

潮が満ちてくるまでの短い時間夢中になってみな拾いをした。

誰が一番多く拾うか競争をした。

春先の水もまだ冷たく、海岸線をなめる風もまだ冷たかった。

そんな中、黙々とみな拾いをした。

潮が引いていくのも早かったが、満ちてくるのはもっと早かった。

夢中になって拾っていると、潮が満ちてくるのもわからなかった。



今日、妻と潮干狩りに行き、同じような体験をした。

満ちてくる潮と、薄暗くなる夕暮れに追われるように海岸から上がってきた。

ただ、違っていたのはそこにはまったく子どもがいなかったことである。

それが、社会にとって良いのか悪いのか、それはわからない。
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by cocoroshien | 2010-03-22 11:36
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