最近やたらと妻の作る味噌汁が美味しい。
舌が妻のさじ加減になれてきたのだろうか。
それとも、本当に美味しいのだろうか。
美味しいのだから屁理屈をつける必要はない。
ただ、味わえばいいのだ。
素直に!
そして、感謝すればいい。
妻と一緒になって28年。
3食を作ってもらっている。
仕事の日は弁当も作ってもらう。
これってある意味すごいことだと思う。
結婚という契約をしたからといって、作る義務はない。
現に放棄している人はたくさんいる。
妻はいつも淡々としている。
淡々としているからすごいことには見えない。
でも、良く考えると、それが一番すごいのかもしれない。
下で淡々と支えてくれるから我儘が出来るのだ。
好きなことが出来るのだ。
還暦に近くなって、こんな淡々とすることの価値が見えてきた。
だから、味噌汁が美味しいのかもしれない。