『古へに変はらぬものは荒磯海(ありそみ)と
向かひに見ゆる佐渡の島なり』 良寛
「はるか遠い昔から変わらないものは、ふるさとの岩の多い海辺と、
沖の向こうに見える佐渡の島影である。」という意味である。
しかし、またこんな句も。
『来てみればわが故郷は荒れにけり
庭も籬も落葉のみして』
変わらぬものもあるけれど、変わるものもある。
……
終業式の日不登校児童の家を訪ねた。
近くの公園で友達と遊んでいた。
声をかけると、元気の良い返事が返ってきた。
こんなに元気の良い声を聞くのは初めて。
何時の時代も一緒だ。
明日から休みだと思うと元気が出るのは。
始業式が楽しみだ。
潤いをタップリ吸い込んだ彼に会うのが。