妻に感謝しているものがある。
それは、毎日の弁当作り。
個数にすると、25個×12ヶ月×30年=9000個
金額にすると、9000個×400円=3,600,000円
正直、すごく美味しいわけではない。
また、滅茶苦茶不味いわけでもない。
だから飽きずに食べてこれたのかもしれない。
料亭の弁当だったら多分3日で飽きたろう。
その弁当が明らかに変わってきた。
おかずの種類も豊富になり彩りも明るくなってきた。
もしかして、惚れ直したのかな?
自惚れもいいところ、そんな事は絶対にない。
では、なんだろうか?
恐らく、息子の影響だろう。
息子が帰ってきてから、少しずつ変わってきた。
それに、最近やたらと、息子の名前を呼ぶ。
今まで私に言いつけていた用事も、息子に頼む。
私の存在価値は段々と薄れていく一方だ。
弁当と反比例するかのように、私の人生の彩りは薄くなる一方だ!