三陸はリアス式海岸で有名である。
海岸線には入り江がいっぱいあって陸の孤島と言われるところがある。
そこは風光明媚でゆったりとした時間が流れている。
世帯数も少なくてせいぜい30数軒しかない。
仕事も少なく若者は都会に出て行く。
残されたものは、畑を耕し、魚を取って、自給自足に近い生活をしている。
今回の津波で、こんな小さな集落はどうなったのだろう、と頭をよぎった。
おそらく、道は寸断され、情報は遮断され、不安な日々を送っていらっしゃるのではないだろうか?
私は、小さな島に生まれ育ち、入り江に浮かぶ小さな集落をいくつも見てきた。
だから、余計に気になる。
映像のず~と向こう側に、光さえ届かないところに、手が届くのは何時になるだろうか?
連日連夜、テレビに映し出される映像を見てフッと思った。