やはり、中高年はストレスに弱くなった。
間違いなく、中高年はストレス耐性がなくなった。
理由は簡単だ。
たぶん、新入社員を2回経験しなくてはいけないからだ。
1回目は10代後半から、20代前半にかけて。
2回目は還暦の頃に。
1回目は問題はない。
若いし、仕事が出来なくても、当たり前と思われるし、皆に可愛がられる。
それに比べ、2回目は大変である。
還暦を過ぎて新しいことを憶えなくてはいけない。
それも、心身共に衰えていくときにである。
なかには、経験を生かしてスムーズに離陸をしていく人もあるだろう。
しかし、そんな人は稀で、ほとんどの人は離陸に苦しむ。
離陸に失敗すと墜落ということになりかねない。
昔は、定年を終えると、ほとんどの人が悠々自適の生活に入れた。
だが今は、定年を終えても、更に働く必要がある。
しかも、若い人に、教わりながら。
ソフトランディングしたと思ったら、また離陸をしなくてはならない。
離陸をするためには、相当のストレス耐性が必要になる。
まさに、中高年にとって、これからが正念場である。