諺に老いては子に従えとある。
会社なら、さしずめ『老いては若者に従え』になろうか。
最近、この言葉をしみじみと実感している。
私の会社でのパートナーは30歳の女性。
年齢は私の半分で、「お父さんと一緒」と言われている。
彼女の方が私より先に入っている為先輩である。
仕事も私よりはるかに出来る。
入社仕立ての頃は「負けるものか」と張り合っていた。
仕事が出来ないと文句も言われ、中傷もされた。
その度に「クソー」と思ってやっていた。
結果、一緒に仕事をするのが嫌になったり、会社に行くのがつらい時もあった。
張り合えば、張り合うほど事態は悪くなった。
そこで、フッと気づいたのが冒頭の言葉。
待てよ、張り合うのを止めて従ったらどうなるのだ?
以来、張り合うのを止めて若い人に従うことにした。
すると、仕事をするのが楽になり、会社に行くのが楽しくなった。
良く考えてみると、若い人と張り合うなんてナンセンスである。
体力、知力、どれをとってもかなうものなんて何もない。
経験があるさ、といったところで新しい仕事に経験は通用しない。
今では子羊のように従順になり、彼女に従っている。
すると、彼女の言動も優しくなってきた。
黙っていても、私の仕事をしてくれるし、労わってくれる。
それに対して私は、彼女の苦手なことをしてあげる。
例えば、青竹踏みを作ってあげたり・・・
相談に、彼女の嫌いなタイプの人が来たら替わってあげたり・・・
・・・・・
ともかく 『老いては若者に従え』である。