風になびいている。
名も知らぬ雑草が。
私の運命も雑草とそう変わらない。
種が何処に落ちて、芽生えるのか分からない。
そして、その種も!
彼らはたくましい。
踏まれても、引き抜かれても、刈られても、生きる力を失わない。
淡々と生きている。
寄り添うように生きている。
群生している彼らは窮屈ではないのだろうか。
密着しすぎてストレスがたまらないだろうか、と案じたくなる。
よく言われる、雑草のような逞しさを、と。
でも無理だなと思う。
結局、雑草にもなれなくて、中途半端でウジウジしている。
そしてストレス一杯溜め込んで生きている。