言葉に惑わされてはいけない。
されど、こだわらなくてはいけない。
言葉というか、その表現を気になりだしたのは高校のとき。
友達に進められて、小説を読み出してからだ。
以来、言葉には多少のこだわりを持っている。
誤解しないで頂きたい。
こだわりを持っていることと、それを自分ができることとは違う。
コミュニケーションの手段は、言葉、表情、態度、身だしなみ、話し方、等いろいろある。
伝達だけを考えると、言葉の果たしているパーセンテージは7%らしい。
残り93%は非言語的なものらしい。
だから言葉は重要ではない、ということにはならない。
感情や思想など、複雑なものを伝えるためには言葉は重要である。
カウンセリングの場面でも、重要な役割を果たしている。
その人が何を考えているのか、引き出すには言葉の力を借りなくてはいけない。
視力の弱い人は音声で、聴力の弱い人は筆談と手話で、両方とも弱い人は感覚で。
昔、自称物書きの人に言われたことがある。
言葉にできなかったら、それは本当に考えていることにならない、と。
そのときは、ふ~ンそんなものかなと思った。
でも、今は分かるような気がする。
言葉は、他人への橋渡しをするが、自分にも橋渡しをしているかもしれない。
橋渡しをすることによって、納得しているのだ。