こころ支援研究所からの*笑顔ブログ*

続続・どこでもドア

先輩の前に「もう、疲れました」と言って、はがきの束をおきました。

先輩は馬鹿みたいにポカ~ンと口を開けて、「な、何」って発しました。

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その言葉を聞いて、今までの想いは全て氷解しました。

私は、独り相撲を取っていたのです。

先輩は、ただ単に一人の可愛い後輩と見ていたのです。

私は、一人の男性と見ていたのに。

全てを打ち明けました。

高校から、ずっと想っていたことを。

そして、今も!

でも、終わりにします。

もう、疲れました。

……

無言で、喫茶店を出て、駅まで歩きました。

一緒に歩くのもこれが最後だと思うと、無性に悲しくなりとめどなく涙が落ちてきました。

駅で、最後の別れをしました。

雑踏の中でひょうひょうと歩く、先輩の後ろ姿を見つめていました。

涙で、先輩が見えなくなるまで。

……

あれから30年、先輩はどうしているのでしょう。

相変わらずひょうひょうとして歩いているのでしょう。

風に揺れる柳の木のように!
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by cocoroshien | 2009-06-24 22:44
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