先日ある政治家の政策発表会に参加した。
その時、ああ~、政治家はロマンチストでなければいけないと思った。
その政治家は「政治は貧困をなくすために必要」といわれた。
そのためにいろいろな施策が必要なのだ、と。
なぜ年金が必要なのか?
老後も貧困に陥らず安心して生活が出来るようにするためである。
ところが、その土台である年金保険庁がガタガタしている。
先日、運用に失敗し10兆円の損失を出したと新聞報道があった。
消えた年金は、まだ5分の1しか解決していないらしい。
保険庁を廃止して、年金保険機構に移行する案が出ているらしい。
そうなると、今の年金問題は曖昧になる可能性がある。
生活の安定どころか、逆に国民に不安を与えている。
こんな役所を作った責任はどこにあるのだろうか?
大問題を作った本人たちは誰も責任を取ろうとしない。
……
環境、エネルギー、少子化、農業、福祉などなど政治課題は山積。
中でも、環境と少子化は双璧ではないだろうか。
それは、環境問題、つまり内なる自然環境と外なる自然環境と言っていいかもしれない。
すべての問題はここに集約される?
核の廃絶だって、内と外の環境の破壊を食い止めるために必要なのだ!
これら大きな問題を根本から考えるためには、ロマンチストでなければいけない。
「地球から貧困をなくす」というロマンを持っている人間でなければ問題に立ち向かえない。
政治家の話を聞いていてそんなことを実感した。
と、同時にまだそんな政治家がいることにホッと安心した。