こころ支援研究所からの*笑顔ブログ*

シンポジウム

ゲーテの言葉

「伝えられたことを 伝えられたままに 受け取ることは教養である」

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と、いう言葉で村瀬嘉代子さんの講演が始まった。

格調は高いのだろうが、正直面白くなかった。

演題は『聴くということ、繋がるということ』

題からして面白い話は期待できないが、午睡の時間帯であることも考慮して欲しかった。

プロジェクターに淡々と文字が浮かぶ。

演者はそれにそって説明を加えていく。

感情の抑揚がない。

言葉が躍動していない。

確かに良いことを言っているのだろうが頭に残らなかった。

かろうじて、冒頭の言葉が残ったぐらいである。

……

シンポジウムでは、薬物依存症回復施設 「九州ダルク」 中嶋清治さんの話は面白かった。

実体験を通した話だったので余計に心に響いた。

プロジェクターを使わずに肉声で伝えられた。

それがよかったのかもしれない。

自身も自殺未遂をし、死の渕までたどり着いた。

また、仲間の自殺を目の当たりに見てきた。

そのとき、思ったそうだ。

死んだ人と、死に損なった私の違いは何だったのだろう、と。

目の前には、刑務所、精神病院、死、だけしかなかった。

絶望から這い上がったとき、自分に出来ることからしていこう。

自分をオープンにしていこう、と思ったそうだ。

すると、いままで見えなかったものが見えてきた。

山を見たとき、いろいろな緑があることに気づいた。

大きな幸せより、小さな幸せ。

生きているのでは、生かされている、とつくづく感じるそうだ。

実践者の言葉は心に沁みる。

依存症は本人だけの問題ではない。

周りにいる人の問題でもある。

久々に考えさせられたシンポジウムだった!
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by cocoroshien | 2009-09-05 23:39
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