アルコールの苦手な私にとって三夜連続の宴会はきつかった。
一夜目の宴会は昔ながらの風習の残っている宴会。
さしつさされつの宴会で嫌がうえにも飲まざるをえない。
肝心の幹事なのに酔いつぶれて途中で寝てしまった。
二夜目は実にフリーな宴会。
何を飲んでも、飲まなくても誰も文句を言う人はいない。
テキトーに飲んで、テキトーに歌ってはい終わり。
三夜目は長崎の小高い見晴らしのいいところであった。
夕陽も、夜景も美しかった。
車で来ていたので酒は飲めなかった。
でも、飲んでも、飲まなくても、私はそんなに変わらない。
味気ない、と言われそうだが仕方がない。
……
こんな感じで三夜目が済んだ。
三夜目に控えめだが凄い人に会った。
多分、こんな人が凄いというのだろう。
彼は「想像と記憶」(軍艦島)というサイトを運営している。
覗いて見ることをお勧めします。
……
そして、もう一人。
政治家加藤六月氏の娘さんで康子氏。
彼女は九州山口の産業群を世界遺産にしようという壮大な計画を持っている。
産業は名もなき多くの人によって作られた。
その名もなき人が作った産業を世界遺産にしようというのだ。
……
小高い丘から降りてくるとき街の灯りが一際輝いて見えた。