3部 目標へ着実に近づくための行動分析学
毎年、年明けになるとスポーツクラブの入会者が増えるらしい。
新年を機に一念奮起して健康のためにスポーツを始めようと考えるのだろう。
しかし、三日坊主で終わってしまう人が多いのではないだろうか。
なぜ私たちは挫折したり、目標を達成できないのだろうか。
そうした行動の原因をあきらかにし、問題の解決を図る科学として
「行動分析学」が脚光をあびているそうです。
行動分析学では行動の原因が心の中にあるという見方をしません。
意識や意欲だけでは問題は解決しません。
やらなければいけないことがわかっているのに、それでもしないのが人間だからです。
行動分析学では、行動に伴ってほぼ同時に起こる、状況の変化こそが行動の原因と考えます。
《行動分析学の4つ専門用語》
①「好子」 行動の直後に出現した場合、その行動を強化させる刺激や出来事のこと。
(こうし) 「好子」の多くが本人にとって好ましいもの。
②「嫌子」 行動を弱化させる刺激や出来事のこと。
(嫌子) 「嫌子」の多くが本人にとって嫌なこと。
③「強化」 行動が増えること。
④「弱化」 行動が減ること。
人間は行動の直後に「好子」をえるとその行動を再現する確率が高まります。
例えば。
何かなすべき事ができたときには自分を大いに褒めるとか、
小さな目標を達成する度にノートにシールを貼るとか。
自分に小さなごほうびを用意するなどの「好子」を出現させれば、行動強化に繋がります。
……
夢を実現させるためにはどうすればいいか考えてきました。
結局、その中でも何が大切かといいますと「好きなことを見つける」ことだと思います。
好きなことを見つけたら、夢に大いに近づいた証だと思います。