ゼロトレランス方式とは、割れ窓理論に依拠して1990年代にアメリカで始まった教育方針の一つ。不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式。日本語では「不寛容」「無寛容」「非寛容」等と表現され、転じて「毅然たる対応方式」などと意訳される。
アメリカでは1970年代から学級崩壊が深刻化し、学校構内での銃の持込みや発砲事件、薬物汚染、飲酒、暴力、いじめ、性行為、学力低下や教師への反抗などの諸問題を生じた。その対策として取られた手法の一つが、ゼロ・トレランス方式である。
具体的には校内での行動に関する詳細な罰則を定めておき、これに違反した場合は速やかに例外なく罰を与えることで生徒自身の持つ責任を自覚させ、改善が見られない場合はオルタナティブスクール(問題児を集める教育施設)への転校や退学処分を科すというものである。
ウィキペディアより
ほとんど日参している学校もゼロトレランス方式を取り入れている。
結果、非行の子は行き場がなくなって、校舎内を徘徊している。
それでも学校に来る彼等は、学校に行くしかないのだろう。
心因性で不登校の子には施設がある。
しかし、非行で不登校の子は受け皿はない。
このままでは、学校や、先生との距離は離れるばかりである。
何だかんだいって、先生と生徒の関係性が一番重要である。
この関係性に、斧で打ち込むような施策が果たしていいのだろうか。
この方式でも改善されてないのだから、方向転換したほうがよさそうな気がする。
押しても駄目なら、引いてみろである。
むずかる幼子を押しやることはしない。
むしろ、抱き寄せるはずだ。
非行の子も引き寄せて、抱きとめてはどうだろうか?
もっとも、抱き寄せるだけの包容力のある先生がどれだけいるか心配ではある。