自尊心を傷つける人はエリートに多いかも知れない。
と、決め付けるのは短絡的だろうか?
更に決め付けると、自尊心を傷つけられた経験を持っている人かもしれない。
エリートは失敗の許されない世界で生きている。
なぜなら、失敗をすることはエリートでないことを意味する。
失敗でもしようものなら、屈辱を味わうことになる。
屈辱を味わうことは、自尊心を傷つけられるに等しい。
そんな世界で長年生きているとそれが日常化し、
人の失敗に対して寛容を失ってしまう。
だから、失敗でもしようものなら「ガキの……」と暴言を吐いてしまうのだ。
それは、味わった屈辱を、誰かに転嫁するようなものである。