肌寒さを感じてタオルケットをお腹にかけた。
どんよりとしていて嫌な予感を感じた。
窓を開けると、予感が的中して雨が落ちていた。
真っ先に友達のことが頭に浮かんだ。
故郷に帰ってきている友達のことが。
「孫と一緒に田舎を満喫」します、とメールにあった。
この雨では、満喫できないかも……
海には行けないし、夏祭りも……
友達のことを案じながら、足を窓の外に投げ出して、ソファーに仰向けに寝転んだ。
1時間ほどウトウトして眼が覚めた。
雨足は一段と強くなっていた。
どうしているかな?
友達は?
満喫できたのだろうか?
田舎を?
……
ま~、いっか、田舎はなくならないし。
またの機会を待てば!