ゆりの花は聞いたことがあるけど、ゆりの樹は初めて。
花の形がチューリップに似ていることから、チューリップの木ともいうらしい。
新緑の候。
と、手紙でも書きたくなる季節だ!
しかし、最近は殆ど手紙を書かなくなった。
手紙を書く余裕がなくなった。
完全に社会のシステムにはめ込まれてしまった。
だから、いい習慣も返り見なくなった。
学生時代毎日のように手紙を書いた。
手紙を書いて出すのは楽しかった。
でも、それ以上に手紙を受け取るのは楽しかった。
あの、返事を待つ間のワクワク感は例えようもない。
強いて例えるなら恋愛感情に似ているかもしれない。
告白をして返事を待つ間の時間、感情を熟成させる。
感情を熟させるには時間が必要だ。
でも、今は違う。
熟成させる時間などない。
システムに乗り遅れないために必死になる。
だから、感性が鈍っているのだろう。
理性だけが突出し、感性はどこかに行ってしまった。
今年、福岡の吉塚にゆりの樹が植樹された。
ここから多くの感性の芽を吹き出して欲しい。
新芽見るたびに思う。
私も、こうありたいと!