こころ支援研究所からの*笑顔ブログ*

幼稚なテロリストと軟弱な壁

昔は社会に不安や不満があると権力に立ち向かった。
でも、今は違う、はけ口は弱い人にむかっている。

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1970年代初め高校の先生と大学の門をくぐった。
まだ学生運動がくすぶっていた。

プラカードに角ばった文字が躍っていた。
ヘルメットにタオルに角棒を持った学生が構内をデモっていた。

私はそれを醒めた目で眺めた。
彼らに多くは期待してなかった。

でも、権力に立ち向かう彼らに若さと力を感じた。
それだけのエネルギーがあった。

権力も彼らが立ち向かうだけの価値があった。
双方にエネルギーがあったのだ。

でも今は、その権力もだらしなく成り果ててしまった。
立ち向かうだけの価値もエネルギーも感じなくなった。

目標を失った若者たちは何処に向かえばいいのだろう。
若者を受け止めるだけの何かがあるのだろうか。

エネルギーを受け止めるだけのものがないから、アキバに向かったのかもしれない。
戦う相手がいなくなったボクサーがサンドバックに向かうように。

「10年前のアメリカに起きた現象が今、日本に起きている」
もし、それが本当ならとても悲しい。

我々はそこまで落ちこんでしまったのだろうか。
救う手立てはないのだろうか。


新宿の駅前にいた。
その日は佐世保に原子力空母エンタープライズが入港する日だった。

駅前の広場をプラカードを持った若者たちがデモっていた。
立ち向かう壁を持っていた彼らはある意味幸せだった。

でも今は、軟弱な壁しかない!

小林多喜二の『蟹工船』が売れているらしい。
壁を探しているのかもしれない。
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by cocoroshien | 2008-06-14 00:31
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