こころ支援研究所からの*笑顔ブログ*

未完の行為

駄洒落の好きな人は、未完の恋と言いたくなるかも知れない。

また、ロマンチックな人も。

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未完の行為とは、過去に遣り残した行為のことである。


チェックイン(自分の中に入る)してみよう。

そこで、小さい頃のあなたに出会うはずだ。

テンポのいいリズムが流れている。

万国旗が風にはためいている。

広場の中央では子ども達が遊戯をしている。

あなたは、足を突っ張っている。

先生は、千切れるほど手を引っ張っている。

あなたは、ダダをこねながら抵抗している。

その内、リズムが鳴り止んだ。

先生は、引っ張るのをやめてふくれっ面をして立ち去った。

あなたは、ホッとする。

あなたは、輪の中に入るのが苦手なのだ。

皆と手をつなぎ、遊ぶのが苦手なのだ。

泣きそうな顔をして、あなたはうずくまる。

……

以来あなたは、先生や大人の人が怖い。

大勢の中に入ると緊張する。

人と手をつなぐのが苦手だ。

何故だろうか?

たぶん、それは、小さかった頃に原因があると思う。

あの時、先生の言うことを聞いて遊戯をしていたら、こんなことにはならなかったかもしれない。

ダダをこねて遊戯をしなかった(未完の行為)からだ。

では、どうしたらいいのだろうか?

それは、今ここでそれを体験するしかない。

『未完の行為』を完成させるしかない。

でも、日常生活をするうえで、それらの問題が苦痛にならなければ、完成させる必要はない。

……

「時間です、チェックアウトしてください」と声がした。

その瞬間、目が覚めた。

目の前に座席が見える。

夜の帳の中に、光景が後ろに走り去っている。

特急に乗っっていることに気づいた。
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by cocoroshien | 2008-09-29 01:52
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