総務省のトップが一人の芸能人に発した言葉。
そして、次の日に撤回した言葉。
泥酔して素っ裸になった人間に「最低の人間」と言ったことも問題。
だが、撤回したことは余計に問題である。
発言に対して苦情がきたので撤回したのだろうが、軽々しく撤回出来る軽薄さにはあきれ返る。
有名な芸能人のファンを敵に回すと後(選挙)が怖いと思ったのだろうか。
それとも真に言い過ぎたと思ったのだろうか。
政治家の発言と撤回を聞くたびに、この人たちは一体何ものだろうと思う。
発した言葉を撤回することなど出来るのだろうか。
たしかに表面上は出来る。
しかし、脳にインプットされた言葉は消すことは出来ない。
「最低の人間」という烙印を「撤回」の二文字で消すことは出来ない。
政治家はよく、くだらない発言とくだらない撤回を繰り返す。
撤回すれば全ては消えてなくなると思ったら大間違いである。