60年生きてきて初めて解雇予告を受けました。
労基法20条によると、解雇予告とは
①少なくとも30日前に解雇予告をする。
または
②30日分以上の平均賃金を支払わなければならない。
と、なっています。
1年間の期間限定ですから、覚悟はしていたものの、いざとなったら嫌なものです。
2年目のときは自動更新で面接の時来年も働く意思を伝えるだけで良かった。
ところが今回は3月末日を持って退職扱いになります。
今の職場に残るためには一から出直しです。
一般の公募になるので、同じように応募書類を提出しなければなりません。
期間はわずか1週間しかありませんでした。
応募書類を作りながら思いました。
「明日は、わが身」と。
私は今、臨時で職業相談員をしています。
求職者から見たら、「相談員の人はいいな~人の話を聞いてお金をもらえて」
と、思ってらっしゃる人が多いと思います。
ところが、実態は上記に書いたような不安定な状態です。
考えたら矛盾しています。
不安定な人が不安定な人の相談にのっているのですから。
いつ求職者になってもおかしくない人が、求職者の相談を受けているのです。
相手の身になって考えることができるという点はいいかもしれませんが!
ちなみに我が相談所は3分の2が不安定就労者です。
別の相談所は4分の1です。
昔は100%正規労働者でした。
それだけ、国力が衰退しているのでしょうね。
昨日やっと応募書類を提出し面接が終わりました。
来週に結果が出ます。
戦々恐々です。
でも私はまだ良い方です。
もうすでに職業人生のピークを過ぎていますので。
働き盛りの人は本当に大変だと思います。
まして家族がいると、戦々恐々どころではありません。
まあ、でも、一件落着です。
明日から、好きな本がタップリ読めます。
とりあえず、読みかけの『詩と死を結ぶもの』の続きを読みます。
詩人谷川俊太郎と医師徳永進さんの往復書簡です。
疲れました!